行政書士の仕事は、ホントに儲かるのか?
行政書士の仕事の実際

行政書士の主な業務は、以下の通りです。

●株式会社、法人の設立申請
●建設業、宅建業などの許認可申請
●飲食店、リサイクルショップ、薬局などの営業許可申請
●遺言書・遺産分割協議書・公正証書・内容証明郵便などの文書作成
●土地利用の許認可申請

この他にも、行政書士が扱える仕事の種類は、数千から一万種類もあると言われています。

報酬をメニューとしてWEB上で公開している行政書士もいらっしゃいますが、行政書士の業務に対する報酬額は各行政書士が自由に定めて良いので、同じ仕事をしても行政書士によって幅があります。特に差が出やすいのが許認可申請業務。これは、行政書士の実務能力の差が出やすい業務なので、例えば同じ建設業の許可申請でも、最小数万円から最大数十万円までさまざま。それぞれの案件ごとの事情も異なりますので、一概に比較することはできませんが、単純に考えれば認可を取得するのが難しければ(業種・地域などによって異なります)、それだけ報酬も高くなると思います。

行政書士会のWEBサイトなどには報酬額の統計が掲載されており、報酬額の平均値なども紹介されていますが、平均値はあくまで統計から割り出された数値。実際は、難易度の高い高額報酬案件を中心に稼いでいる方と、比較的簡単な書類作成関連の業務を安く引き受けている方と、二極化していると思います。

私がいつも自分への戒めとして考えるのは、企業に所属するサラリーマンとしてバリバリと活躍するよりも、資格を武器に独立してビジネスを維持・拡大していく事の方が何倍も難しいということ。自らがブランドとなる独立した存在となれば、実務能力を自ら磨きながら品質の高いサービスを提供し続けていくことはもちろん、高いコミュニケーション能力(営業力)を発揮していくことが常にシビアに求められます。「会社勤めが嫌になったから、資格でもとって独立しようか」などという考え方では、うまくいくはずがありません。

結論的には、行政書士の資格で稼げるか稼げないかは、本人次第。稼いでいる人もいれば稼いでいない人もいる、というのが実状です。自分の能力を信じ、経営戦略を練り、常にサービスや実務能力向上のための努力を続けていくことができる人だけが、ビジネスを成長させていくことができるのだと思います。



[Link] >>現役行政書士が仕事や年収の実態を語る特集ページ(提供:フォーサイト)